綾華
「昨年の汚名挽回・・・じゃなくて、汚名返上に
アルナさんとクリスマスツリーの飾りつけをやってるの
それにイヴまであと一週間もないからね・・・っと、
もうちょっと上かなあ？」」

アルナ
「綾華ちゃん、そのくらいで大丈夫よ。
次はこれにしてみましょうか」
（汚名返上？）

綾華
「は～い」

アルナ
「楓ちゃんもやってみる？」

綾華
「あ～それは遠慮させていただいても
いいでしょうか？」

アルナ
「えっ？」

綾華
「実は昨年かくかくしかじかで・・・」

アルナ
「あ～、それはそれは」(汗）

アルナ
「それじゃあ楓ちゃんはそこからツリーの飾りつけの
バランスを確認する係をお願い出来るかしら？」

楓
「こころえました。
帆のない船に乗ったつもりで
安心してください」

綾華
「それじゃ進まないって」

楓
「綾華ちゃん、それもう少し下で右のは斜めになってる。
それで雪のモールの下の方は少し上にした方がいいよ～。
あと左端の枝の・・・」

綾華
「わあ、待って待って！
いっぺんに言われても分からないから！！」

アルナ
「楓ちゃん、すごいわねえ・・・」

楓
「楓はこう見えて飾りつけにはうるさいのです」

綾
「確かにうるさいわ・・・」（ボソっ）

楓
「なにか言った？」

綾華
「ううん、な～んにも～？」

綾華
「えっと、これがもう少し下で右のは傾きを直して・・・
あれ？モールをどうするんだったっけ？」

ゆらゆら

綾華
「あ、下のを上にするんだったけ？」

ふりふり