綾華さんがどこかのお店の前に立ってます。
どうやら誰かをまっている様ですね。
綾華
「・・・・・・・・」
綾華さん、綾華さん
綾華
「あら、奇遇ね。どうしたの？」
いえお店の前で人待ち顔で居たので
・・・もしかしてデートの待ち合わせですか？
綾華
「だったらい〜んだけどね〜」
おや（やっぱり）違いましたか？
綾華
「なにやら失礼な心の声が聞こえた様な
気がするけど・・・まあいいわ
いつもの如く楓と待ち合わせなの」
ああ、やっぱり
綾華
「・・・なにか言ったかしら？」
いいえ〜？
綾華
「まあいいわ。話を戻して・・・
お友達にこのお店がすっごく美味しかったって
聞いたから、それじゃ楓と今晩食べに
行こうって話になったんだけど・・・
まだ来ないのよね・・・」
いったいどれぐらい待ってるんですか？
綾華
「え〜と、かれこれ1時間以上は待ってる、かな？」
1時間!?
綾華
「まあ私たちのルールで待ち合わせに遅れた方が
なにか奢る事になってるんで、今日の
ディナーは楓もちに決定なのよ」
なるほど〜
綾華
「でも遅いなあ携帯も留守電だし・・・
ちょっとくたびれたから座っちゃおっと」
スカート汚れますよ？
綾華
「大丈夫、一応ハンカチ敷いてるから」
綾華
「それにしても遅いなあ、
何やってるのかなあ」
楓さんっていつもそんなに遅刻してくるんですか？
綾華
「う〜ん、大体5〜10分ぐらい遅れるのは
日常茶飯事なんだけど、ここまでの遅刻は
希かなあ・・・」
ぐぅ〜〜〜〜〜
綾華
「ああそれにしても遅い！
お腹と背中がくっついちゃうわよ！！」
綾華
「よし決めた！もう入っちゃう！！」
えっ？楓さんを待たないんですか！？
綾華
「もう待ってらんないから先に入っちゃうの！
大丈夫ちゃんとメールしたから」
いつの間に・・・
綾華
「って事で先にとはいえ一人で入るのも
なんだから、つきあってもらえない？」
え？いいんですか!?」
綾華
「の〜ぷろぶれむ！無問題〜♪」
・・・奢りませんよ？
綾華
「大丈夫、わたしの分は楓の奢りだし〜♪」
でももし楓さんが来なかったら・・・
綾華
「そんときゃ自腹であとで楓に請求します！！
とっととデートに付き合いなさ〜い！！！」
あれ？いつの間にそんな事に〜〜〜！？
綾華
「ご、ごちゃごちゃうるさ〜い！
とっとと来る！！」
(*≧д≦*）
